この記事で分かること
・デザイン制作を始める前に確認しておきたいこと
・サイズや用途を整理する大切さ
・クライアントとのイメージ共有のコツ
・素材やデータ共有方法を事前に確認するメリット
・手戻りを減らしてスムーズに制作を進める考え方
1)Illustratorは「開く前」の準備も大切
Illustratorを使い始めて間もない頃は、
「どのツールを使えばいいんだろう?」
「どうやって作ればいいんだろう?」
と、ソフトの操作ばかりに目が向くことが多かったです。
でも、実際に仕事でデザインを作るようになって感じるのは、Illustratorを開く前(ソフトを使ってデザインを作り始める前)に整理しておくことが、作業時間や修正回数に大きく関わるということです。
サイズや用途、デザインのイメージ、素材の有無などを最初に確認しておくだけでも、
「途中で作業が止まってしまった…」
「思っていたものと違って大きく作り直しになった…」
ということを減らしやすいです。
今回は、私が実際の制作で「最初に確認しておいてよかった」と感じていることをご紹介します。
(実際に制作でよく確認していることから抜粋しました!)
確認① サイズ 決められるなら最初に決めておく
まず大切なのは、何を作るのか、どのくらいのサイズで作るのかを整理することです。
もちろん、最初からすべて決まっているとは限りません。
でも、もし事前に決められる内容であれば、早めにクライアントから共有してもらえることで、レイアウトも考えやすくなります。
それによって後からの修正も少なくなります。
私自身、クライアントとの打ち合わせでは、最初から「サイズは何ですか?」と聞くことはあまりありません。
まずは
「何に使う予定ですか?」
「印刷物ですか?それともWeb用ですか?」
というように用途を聞いてみます。
それから、その内容をもとに、
「それでしたらA4サイズを想定されていますか?」
というように、一緒にイメージを深めていくことが多いです。
制作前の段階で認識を合わせておくことが、後の作業をスムーズにしてくれると感じています。
確認② デザインの雰囲気を整理する
どんな雰囲気のデザインにしたいか。
クライアントと共有しておくことも、とても大切です。
「かわいい感じ」
「シンプルで落ち着いた雰囲気」
「高級感を出したい」
など、言葉だけでも方向性を合わせておくと、完成イメージのズレが少なくなります。
もし、まだイメージが固まっていない場合は、ヒアリングをしながら一緒に深めていくのもおすすめです。
参考になるデザインを見ながら話したり、「こんな雰囲気はどうですか?」と提案したりすることで、お互いのイメージの相違を防ぎやすくなり、後から大きな修正につながることも少なくなります。
そのうえで制作で、私は次のようにいくつか方向性を変えたデザインパターンを提案することが多いです。
①ご要望に近いもの
②少しアレンジを加えたもの
③違う切り口から考えた提案
「こんな表現もあるんですね!」と、新しい発見につながることも多いです。
※デザインのアイデアが思いつかない時に私が意識していることは、こちらの記事でもご紹介しています。
デザインのアイデアが出ないときは「イメージの分解」をしてみよう
「デザインのアイデア、浮かばない…」そんな時、私は無理にアイデアをひねり出そうとはしません。
今回は、私がデザイナーとして10年くらいやってきた中で、一番かんたんにアイデアを引き出せるようになる方法を紹介していきます。
確認③ 何に使うデザインなのか
Illustratorでデータを作る時は、「何に使うものなのか」を最初に確認しておくこともとても重要です。
例えば、このように用途によって設定を帰る必要もあるんです。
●印刷するもの 例:チラシ、ポスターなど
→ CMYKカラー
●Webで使うもの 例:バナーやSNS画像など
→ RGBカラー
最初に用途を把握しておくことで、「最初からこちらの設定で作っておけばよかった…」という手戻りを防ぎやすくなります。
RGBとCMYKの違いについては、以前の記事でも詳しくまとめているので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
RGBとCMYKの違いとは?①|印刷で色が変わる色ズレの理由
実は、この違い、ちゃんと理解しておかないと仕上がりや納品で損することがとても多いです。
この記事では、初心者さんでも分かりやすいようにしっかり丁寧に解説していきます!
確認④ 素材提供があるかどうか
制作前に、素材について下記をを確認しておくと、作業の進め方を考えやすくなります。
●制作に写真やロゴなどの素材はあるか、入れたいか
※クライアントとデザインイメージを確認しながら確認しよう
●写真や素材はクライアントから支給してもらえるのか、それともデザイナーが探すのか
※使いたい写真などあるかどうかも聞いてみよう
実際の仕事では、素材が届くまで何もせず待つというよりも、素材が入ることを想定しながら、先にレイアウトや全体の構成を考えて進めることがほとんどです。
例えば、ロゴであればクライアントに確認を取ったうえでホームページの画像を一時的に配置しておいたり、写真が入る位置を決めておいたりして、あとから正式なデータに差し替えることもあります。
もちろん、素材が入ることで少しレイアウトを調整した方がいい場面もあります。
でも、先に進められるところを進めておくことで、全体のスケジュールに余裕を持たせやすくなります。
私は「納期に間に合わせるため」というよりも、あとから発生する修正や素材変更にも落ち着いて対応できるよう、「後から慌てないように、先に準備できることは進めておく」ということを意識しています。
普段の制作では、ソフトや素材サイトなども含めて、自分なりの制作環境を少しずつ整えていくと、作業もしやすくなりますよ。
確認⑤ データの共有方法を決めておく
完成したデータをどのようにやり取りするのかも、あらかじめ相談しておくと安心ですね。
私は制作を進めながら確認することも多いですが、
・メールに添付して送る
・共有フォルダを使う
・オンラインストレージで共有する
など、相手によって使いやすい方法はさまざまです。
特にデータ容量が大きい場合は、事前に共有方法を決めておくと、お互いにやり取りがスムーズになります。
2)制作前の確認で、あとがスムーズに
デザインは、Illustratorの操作だけで完成するものではありません。
・何を作る?
・どんな雰囲気にしたい?
・何に使う?どこに設置する?
・素材はどうする?
・データはどう共有する?
こうしたことを最初に整理しておくだけでも、制作途中での迷いや大きな修正を減らしやすくなります。
もちろん、制作を進めながら追加で質問したり、認識をすり合わせたりすることもできます。
ただ、それをできるだけ少なくできれば、お互いにスムーズに進められるとも考えています。
こちらの記事でもヒアリングについて、もう少し詳しく解説したものもあります。
もう少し現場の感じ含め詳しく知りたい時は、この機会にチェックしてみてくださいね!
ヒアリングで何を聞けばいい?質問のコツ
実際にクライアントに聴いている内容を厳選して伝えています。
《この記事で分かること》
・デザインのヒアリングで最初に聞くべきこと
・「いい感じ」の曖昧さを具体化する方法
・クライアントとのイメージのズレを減らすコツ
私も、実際に制作を進めながら、途中で確認させてもらって進めることもやっぱりあります。
でも、上記のことを意識する・しないとでは制作のスピード感もクライアントの満足度も変わってきます。
あなたもぜひ、デザインを始める前に少しだけ立ち止まって、イメージや条件を整理しておくことを大切にしてみてください。
まとめ
Illustratorを開く前に、下の5つを意識しておくだけでも、制作はぐっと進めやすくなりますよ。
①サイズや用途を整理する
②デザインの雰囲気を共有する
③印刷用かWeb用かを確認する
④素材提供の有無を確認する
⑤データの共有方法を決める
私自身、経験を重ねながら「事前の確認」がデザイン作業を支えてくれていると感じてきた場面がたくさんありました。
最初から完璧にできなくても大丈夫。
少しずつ、「作る前に確認する習慣」を身につけていくことで、デザイン制作はもっと楽しく、スムーズになっていくと思います。
みなとんでした♪
【注意】
この内容は、みなとん個人の学びや見解によるものです。
絶対というものではありませんが、私自身の学び・経験や体験・お客様の反応などからわかったことを元に書いています。
記事は、「こんなこと・考え方・方法もあるのね」という感じで制作の参考に楽しく読んでもらえたら嬉しいです!私も楽しく書いてます。
さてさて、別の記事でもまたお会いしましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!

