今日は私の過去、苦悩した3ヵ月間の話。
デザイナー2年目の頃。
初めてフリーランスとしてお仕事をいただいたときのお話です。
正直に言うと
少し、いや、、、とても大変で苦い経験。
でも、すごく学びになった経験でした。
《この記事を読んで分かること》
・フリーランスの苦悩(こんな出来事もあるよ)
・クライアントとの向き合い方
・失敗しないために案件の受注前に決めておくべきこと
「こうしていたら今も温かい関係が続いていたかもしれない…」
そう思えるほどの学びです。
ただ、注意してほしいことがあります。
この中に出てくる人物、私を含めて誰も悪くないということ。
それぞれが、新規オープンやデザインなど一所懸命だっただけなんです。
あなたが同じように苦しむことなく
これから柔らかくて明るい関係性を築くヒントになれば幸いです。
1)かなり大きなお仕事を任せてもらえた
その時いただいたお仕事は
飲食店の新規オープンに関わるデザイン一式でした。
とてもお世話になっていた方からのご依頼。
緊張しながらも、当時は「やるぞ!」という気持ちの方が強くて力が入ります。
制作したものは覚えているものを挙げると、
・ロゴ
・チラシ
・求人ポスター
・お店のポスター
・地図とショップカード
・オープン告知用のポスター
・おすすめメニューポップ
・名刺(その方・従業員さん)
・通常のメニュー表(フード・ドリンクなど2種類)
・特別なメニュー表(フード・ドリンクなど2種類)
(他にもあったかもしれませんが思い出せる範囲を挙げました)
本業とは別に、約2ヵ月弱、必死で向き合いました。
今思うと、結構なボリュームでしたね。
自分一人で、アイデア出し〜各制作で複数案のご提案・ブラッシュアップまでよくやったなと思います(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
2)デザイナーとしての苦労と苦悩
お世話になっている社長さんからのご依頼で、
「任せてもらえたこと」が本当に嬉しかったのを覚えています。
でも、正直かなり大変でした。
当時はまだ経験も浅かったので
一桁とかなりお手頃な金額でお受けしていました。
信頼して依頼をいただけるだけで本当にありがたかったし、嬉しかったんです。
そして、できるだけ制作やその効果でお返ししたい…と強く思い、
デザイン制作をはじめました。
終わりの見えない修正
一番大変だったのが…修正でした。
修正回数は決めていたものの、口約束の程度でした。
・親しき仲
・私の経験値
・感謝の気持ち
そんなワードが頭をめぐり、めぐり。
私は、まだぺーぺーだし
とにかく感謝をお返ししたい!
その一心でした。
だからこそ、修正回数が上限に達しても
「言えない・・・」
書面を通して明確に決めていなかったこともあり、
細かい修正が何度も何度も続きました。
気づけば、40回以上の回数。
修正は、まとめてではなく
「少しずつ」メールで送られてくるので
そのたびに対応 → 返す → また修正
この繰り返しで、
かなり疲弊してしまいました。
さらに、途中で
「これもお願いできる?」と
追加の制作依頼をいただきました。

信じてもらえていて嬉しい。だけど、、、
もやもやが続きました。
追加制作について、
本来であれば追加費用をいただくべき内容でした。
でも、当時はうまく線引きできず、
そのまま無償で対応することに。
今思いだしても
「ちゃんと伝えるべきだった」と反省しているひとつです。
気づけば作業量はどんどん増えていき、
迫る納期と向き合いながら
正直かなり大変な状況になっていました。
積み重なる悩み
さらに、頭を悩ませた問題がありました。
それは、「データの扱い」です。
納品後のとある日にご連絡がありました。
「編集できるデータをください」
いわゆる制作データ(アウトライン前のデータ)ですね。
本来は追加費用が発生するものです。
なぜなら、これが手元にあれば
私ではないデザイナーも編集できます。
つまり、このデータをお渡ししてしまうと
私が苦しんで生み出したアイデアと財産を渡すことになるからです。
当時の私も「有料です」とお伝えしましたが
うまく交渉できず結果として、こちらも無償でお渡しすることになりました。
3)初めてのフリーランス案件 苦しさから学んだこと
このお仕事を通して、
私は大きく3つのことを学びました。
3-1 はじめに修正回数はしっかり決めておく
「何回まで無料か」
「それ以降は有料(いくらか)」
これは、最初にしっかり伝えておくことが大切です。
というより、書面で交わしてください。
契約書にしっかり記しお互いに合意することで
クライアントもデザイナーも安心して進めることができます。
何か判断に迷った時でも
ある程度決めておくと、お互いの主張の妥協案もみつかりやすくなります。
ルールを明確にしておくことは、本当に、すごく大事です。
3-2 単価は“自分の時間”を基準に考える
当時は「実績になるから」「感謝を示したい」という気持ちから
かなり低単価で受けていました。
もちろん、最初の経験としては本当にありがたかったです。
でも、自分の作業時間に対して適正か?
これはもっとしっかり考えるべきでした。
なぜなら、時間=命でもあるからです。
フリーランスとしてのお仕事は
いくら好きな分野であってもある程度、
自分を削る覚悟が必要な場面が多いです。
無理を続けると、心も体もすり減ってしまいますし、
家族と一緒に生活している場合は
大切な存在への悪影響も与えることになるからです。
3-3 制作データの扱いは契約で決めておく
・データを渡すかどうか
・渡す場合はその金額はどうするか
これも必ず決めておくべきポイントです。
修正回数と同じように
こちらも口頭だけでなく、
できるだけ残る形にしておきましょう。
簡単でもいいので文章として残しておくと安心です。
まとめ
さいごに
この経験は、とてもキツイ記憶として
ずっと今でも残っています。
でも、誰が悪いというわけではないとも思っています。
修正回数や制作データの扱いについてお話ししたとき、
相手の冷たい反応が返ってきたり、
お互いにモヤっとした空気になってしまったのも事実です。
でも、だからこそ振り返って今思うのは、
最初にしっかりと決めておくことの大切さです。
修正回数や追加料金、データの扱いなど
あらかじめ決めてお互いに共通認識を作っておくことで、
・無理な対応を防げる
・認識のズレを減らせる
・お互いに気持ちよく進められる
こんな状態をつくることができます。
単にトラブルを防ぐことにとどまらず、
これからの関係性を守ることにもつながります。
自分のためにも、相手のためにも。
安心してお仕事を進めていくためにも
「最初の決めごと」はとても大切なもの。
それを私はこの経験から学びました。
今もしあなたがフリーランスとして飛び立とうとしているなら
この経験がひとつのヒントになれば嬉しいです。
みなとんでした♪
《注》
このブログは個人的な研究や視点・観点をもとに書いています。
ですのでこの内容が絶対的なものではありません。
あくまで、こんな考え方があるんだという、観点・視点の一つとして読んでくださいね。


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