この記事でわかること
・頑張っているのにデザインが素人っぽく見える原因
・初心者デザインで起きやすい「足し算」
・色や配置で読みにくくなる原因
・添削してきたなか多かった改善の特徴
原因1)全部をちゃんと見せようとしている
初心者さんほど
「全部大事」
「全部読んでほしい」
という気持ちが強くなりやすいです。
その結果、
・全部文字を大きくする
・全部強調する
・全部目立たせようとする
という状態になりやすくなります。
でも、人は一度に全部をしっかり見ることは難しいです。
だからこそデザインでは、最初に見てほしいもの・次に見てほしいもの・・・という順番を整理することが大切になります。
全部を同じ強さにすると、逆に何が大事かわかりにくくなってしまいます。
例えば、サイズひとつとってもそうです。
私自身、初学者時代は、優先順位1位となるような情報(タイトルなど)も、「一番大事だから大きくしよう」と思って制作しても、思い切って差をつけることに抵抗がありました。
でも、優先順位を感覚的に感じてもらうためは、差を作ることも大切なのだとデザイン制作を重ねながら気づきました。
過去に文字サイズの決め方を解説した記事があります。
デザインで文字サイズはどう決める?読みやすい印刷デザインのための初心者が迷わない基本の考え方
文字サイズを決めるときの考え方を初心者さん向けに分かりやすく解説しています。
目安にするサイズや本文サイズ、実寸確認のコツなど、ぜひあなたの制作の迷いを減らすひとつのカギとしてみてくださいね!
原因2)不安で「足し算」してしまう
初心者の頃ほど「これだけだと寂しいかも…」という不安が出やすいです。
不安になるから、足し算してしまいがち。
どんな足し算かというと
・影をつける
・縁取りする
・装飾を増やす
など。
まだデザインに目が慣れていないこともあって初心者さんによくあることでもあります。
だから、悪いことではありません。
ただ、それを知って足すのと知らずに足すのとでは、完成に近づいた時にあなたが感じることになる「違和感」が変わります。
きっと、知っていると、時間をおいて再度デザインを見直すと、足し算に気づけるはずなんです。
これまで、多くのデザインの添削をさせてもらう機会がありましたが、その中でも
・特徴的なフォントに強い縁取りをつけている
・影が濃すぎる
・効果が重なって読みにくくなっている
というケースがありました。
特に、もともと個性が強いフォントは、効果を足すほど読みにくくなることもあります。
「目立たせる」と「読みやすい」は別です。
まずは、「ストレスなく読めるかな?」を大切に進めてみましょう。
原因3)色の組み合わせで読みにくくなっていることもある
色は雰囲気づくりでも大切ですが、組み合わせによっては読みにくさにつながることがあります。
例えば、過去に私が出会ったデザイン(添削)では、
・鮮やかな赤文字に鮮やかな緑の縁
・オレンジ文字にピンクの縁
など、色同士がぶつかって見えづらくなっていることがありました。

こういう現象を「ハレーション」と呼ぶことがあります。

ハレーションとは、色同士の主張が強すぎて、文字がチカチカしたり見づらく感じる状態のことです。
これは色と反射する光の関係によるもので、特に鮮やかな色同士は組み合わせによってかなり目が疲れやすくなることがあるんです。
そんな時はこんな解決方法があります!
ハレーション対策
・色の鮮やかさを少し落とす
・間に白などの無彩色を入れる

こんな風に色味を少し変えたり、無彩色(今回は白)を挟んだりしただけでも、多くの場合見やすくなります。
分かりやすい配色について過去の記事で配色の使い方を説明しています。
パッと伝わる分かりやすいデザインの作り方
分かりやすいデザインはどういうデザインか?の解説から、作り方のコツまでまとめているので
一緒に読んでみてください!
一緒にぜひチェックしてみてくださいね!
原因4)なんとなくの配置でバランスが崩れていることもある
配置は感覚だけで決まっているように見えて、実はかなり整理が大切です。
実際に過去デザイナーさんに添削を受けてもらったデザインでは、
・上に情報が集まりすぎている
・グループ同士の間隔がバラバラ
・余白の広さに統一感がない
こんな原因から、全体がアンバランスに見えているケースもよくありました。
また、
・文字間が揃っていない
・少しだけズレている など
小さな違和感であっても、これって積み重なると見る・読む側は無意識に気になってしまいます。
デザインは、内容も大切ですがその前に「見やすいか」がかなり重要です。
なぜなら、見やすいデザインでないと、理解しづらいからです。
理解しづらいものは、脳のエネルギーを消耗するため無意識に避けられがちになります。
また、文字間を含めた余白については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
あなたのデザインが、相手にとって見たい気持ちをつくれるデザインになっているか、ひとつのチェック項目としてみてみてください。
なぜ初心者さんは余白を埋めたくなる?デザインで大切な余白の役割
初心者さん向けに余白の役割から使い方まで分かりやすく解説しています!
明日から使えるコツもあるのでぜひチェックしてみてくださいね!
原因5)画像や素材の雰囲気が揃っていないこともある
デザイン初心者の頃は特に「かわいい素材を見つけたから使ってみよう!(入れてみたい!)」となることがあります。
もちろん装飾を入れること自体は悪くありません。
ただ、
・写真だけリアル
・リボンだけ手描き風
・他はシンプルなのに一部だけ立体的
のように、素材同士の雰囲気が揃っていないと、全体的にちぐはぐ感が出ます。
また、
・画像の解像度が低い
・写真の切り抜き(トリミング処理)がガビガビしている
なども、デザイン全体を素人っぽく見せてしまう原因になりやすいです。
素材を使う時は、使う素材のテイストを合わせたり、荒くない画像を使い処理もキレイに行うことで、完成度が高くなります。
素材については、illustratorの操作が慣れるとものによっては探すより自分で作った方が早い場合も結構多いです。
(実は、そのために私はillustratorでの素材の作り方もYouTubeなどで配信しているんです)
まずは、日常で目にする色々なデザインをみて素材の風合いや画像についても注目してみましょう。
必ず自分の制作でも活かせるもの(例えばイラストの組み合わせなど)があると思います!
まとめ
頑張って作ったのに素人っぽく見える時は、下記を見直してみましょう!
①全部を目立たせようとしていない?
→情報の優先順位を明確にしよう!
②足し算が増えていない?
→まずは目立たせたい部分(文言)を絞ろう!
③色の組み合わせが見づらくない?
→色の明るさ(明度)・鮮やかさ(彩度)を調整したり、間に無彩色(白・黒・グレー)を挟んだりを試そう!
④なんとなく配置していない?
→同じグループの情報は近づけたり、余白を均等にしたり調整しよう!
⑤素材の雰囲気・質感は揃っている?
→写真やイラストのテイストが揃ったものを使おう(作ろう)!
でもこれは、センスがないわけではありません。
むしろ「ちゃんと作ろう」と頑張っているからこそ起きやすいことでもあるんです。
ただ、伝えようとする気持ちが大きく前のめりに出ているだけのこと。
デザインは基本的に感覚・センスではなく、整理や理由で変わっていきます。
少しずつ「なぜそうするか」を考えられるようになると、見え方も変わっていきますよ!
この記事やブログの他の記事があなたのデザインのヒントになれば嬉しいなあと思って書いています!
みなとんでした♪
【注意】
この内容は、みなとん個人の学びや見解によるものです。
絶対というものではありませんが、私自身の学び・経験や体験・お客様の反応などからわかったことを元に書いています。
記事は、「こんなこと・考え方・方法もあるのね」という感じで制作の参考に楽しく読んでもらえたら嬉しいです!私も楽しく書いてます。
さてさて、別の記事でもまたお会いしましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!

